サ談会:サウナとキャッシュレス
こんにちは。白樺こさわです。
サウナに入っていると時折、「これってどうなんだろう」となんでもない疑問が自然と浮かんでくる時ってありませんか?
私はしょっちゅうそう言う事があるんですが、そんな感じで気になったことを何となく書いていくシリーズ、サウナの座談会こと、「サ談会」と称してやっていきたいと思います。
浸透してきたキャッシュレス
突然ですが皆さん、キャッシュレスって使ってますか?元々2020年のオリンピックに向けて去年から国主導でキャッシュバックキャンペーンとか色々やっていましたが、コロナの影響で現金よりも非接触決済が安全だということでますます加速している気がします。
キャッシュレスといっても種類がいろいろありますが、大まかに分類してしまうと以下の三通り。
クレジットカードの利点といえば、やはりグローバル対応。海外から来た人が使うにはほとんどコレなんじゃないでしょうか。申請がめんどくさいのはありますが、ETCカード作ったりするためとかもあるので、なんだかんだシェアという意味ではかなりの人が持ってるはず。ただし差し込んで暗証番号とかが面倒。最近はNFC Payとも言われるタッチでも決済できるのもありますが、まだまだ全然普及してません。
電子マネーは交通系と非交通系などでも違いがありますが、その辺は置いといてもタッチだけで決済できるのが非常に魅力的で簡単です。Apple PayのiDなんかもこれですね。昔でいうおサイフケータイはこれです。Suicaはオートチャージにしてないとちょっとめんどくさい面はあります。
QR決済については、正直言って私はめんどくさいので好きではないです。1週間ぐらいで使うのをやめました。あまり多くは語りませんが、「100万円当たる!」とかのキャンペーンだけで生き残ってる感じがします。
ちなみにキャッシュレスについて、私はどうなのかというと、2年ほど前までは「キャッシュレスなんて手元にお金がないから使ったお金がわからなくなり、金銭感覚的によくないんじゃない?」と思って現金至上主義で生きていました。ネットでモノを買うときも、デビッドカードに必要になった時に必要分だけ口座にお金を入れる徹底ぶりです。
ただ昨今、キャッシュレスの波に乗って環境が非常に良くなっており、むしろ「キャッシュレス使わないとか返ってめんどくさくない?」というところまで時代が来ています。
今の環境としては、カード一枚で支払って、自動で決済履歴が家計簿に書き込まれ、携帯で残高もすぐ見れるといった感じです。なんならカードがなくても携帯で支払えます。もうすごい。
温浴施設とキャッシュレス
しかし私が現金を完全に手放せない理由がひとつだけあります。そう、それが「サウナ」なのです。
都心であれば使える施設も多いかもしれませんが、なんてったって私のホームは浜松、地方都市に過ぎません。バスに乗るのだって、Suicaは使えません。ナイスパスです。遠鉄系の交通機関しか使えません。お買い物もできません。何がナイスだ。
そんなこともあってか、温浴施設も殆どが現金しか使えない状態です。実際に日帰り施設に絞って、例として挙げるとこんな感じです(たぶんこの通りのはずです)。
キャッシュレス可
- RAKU SPA Cafe 浜松
- 天然温泉 風と月
キャッシュレス不可
- 湯風景しおり
- 和合の湯
- 浜松温泉 喜多の湯
- 遠州 みなみの湯
- etc...
要は使えるのは2店舗だけです。かなしい。
導入の壁?
よく言われるのがキャッシュレス決済導入がめんどくさいとか、手数料がかかるとかという話です。調べてみると、以下の記事のようにやはり持ってかれるには持ってかれるようです。
xtrend.nikkei.comまた上記記事にある通り、申請が面倒くさいというのは大いにありそうです。ただ今は決済代行サービスなるものがあるようで、これが手数料支払いなどを全部まとめてくれるようですね。少し調べてみましたがいちいちクレジットカード会社ごとに契約すると途方もなくめんどくさそうです。
そうやって見てみると、客層が比較的キャッシュレス決済を使わない層によりがちな施設では、導入する手間と導入時のメリットを天秤にかけると、手を出す気にならないのかもしれませんね。
お金持ち層はまず間違いなくクレカは持っているでしょうし、対応した方がマッサージとかいろいろ使ってくれて客単価が上がりそうな印象がありますがまあそうでもないのかもしれません。どうなんだろう。
支払いのプロセス
もう一つ着目したのが、支払いのプロセスです。
- レジ式
- 券売機式
の二種類のどっちかになるのがほとんどだと思います。
レジをあらかじめ導入してあるようなお店では、支払いが集約できるので設備的な意味では券売機に比べるとキャッシュレスの導入はしやすそうです。ただ食事処が分かれている場合だと、レジも別になってしまうためそちらにもキャッシュレス対応機器が必要になり、費用がかさみそうです。
対応策としては全部集約して退館時にまとめて払う方式ですが、浜松のキャッシュレス対応店舗(RAKU SPA、風と月)はどちらもこの方式を採用していますね。とはいえこれはこれで、リストバンドに決済ができるような何かを仕込んだり、自販機にリストバンドを読み込ませる機能を作ったりとやはり費用はかかりそう。とはいえお客としてはこれが一番楽なのでうれしいです。
まあ「自販機が非対応なので…」というのも言い訳な気もします。RAKU SPAとかだと普通に瓶コーラの自販機や黒酢ドリンクがでるやつとかは硬貨の自販機です。極端な話、食事処と各施設の利用だけできれば自販機の小銭ぐらいはしょうがないかなって感じします。
逆にめんどくさそうなのが、券売機方式です。こちらは基本先払いになるので、変な客がきて風呂入って出るときに金がないどうだこうだで大騒ぎになることが避けられたりとか、レジ打ちでのミスが発生しないとか機械にすべてを任せるのは実に正しいと私も思います。ただ問題になるのがキャッシュレス対応。正直電子マネー対応の券売機なんて私は松屋とやよい軒ぐらいしか見たことないです。セルフレジはキャッシュレス多いんですけどね。
ではそもそも、電子マネー対応の券売機なんて一般的に市販されているのでしょうか?と疑問に思ってみたので調べてみました。
多くの施設で使われている券売機を写真から調べてみると、NECマグナスのBT-eシリーズというのがこれに当たりそうです。
www.necmagnus.comじゃあこれが電子マネーなどに対応しているかと言えば、実はオプションですが対応しているようです。考えてみれば湯風景しおりなんか自分たちのポイントカードがさせるように魔改造されてありますし、意外となんでもありなのかもしれません。
今ある券売機を転用できるかどうかはわかりませんが、意外と探してみれば転がっているもんですね。というわけで券売機でクレカは難しいのかもしれませんが、電子マネーであればなんとかなりそうです。
まとめ
なんか気が付いたら、まとまりがない文章になってしまい申し訳ありません。なんとなくキャッシュレスとサウナについて気になって調べてみましたが、思った以上に導入の壁は高そうな気がします。もっと多くの施設に浸透するためには、10年後20年後のキャッシュレスメインが一般化してきてからになるのかな、と思います。
まあなんだかんだポイントカード・割引クーポン・回数券を財布に仕込ませてたりするので、持ち歩いていることも多いんですよね。サウナに行き続ける限り、この先20年ぐらいは財布は手放せそうにありません。